伊藤ハムと三菱商事ライフサイエンスが新会社設立しエキス製造

 伊藤ハム三菱商事ライフサイエンス(株)との共同出資により、畜肉エキスおよび調味料製品の製造会社「九州エキス株式会社」(本社=鹿児島県曽於郡大崎町、鳥居研志社長)を2019年11月1日に設立。またことし1月29日には大崎町と九州エキスの間で立地協定調印を行った。九州エキスは30億円を投じて、大崎町に4月から新工場を建設、21年4月の稼働を予定している。
 九州エキス新工場は、伊藤ハムグループ会社の隣接地に建設する。近隣の食肉加工場から新鮮な国産の生原料(牛・豚・鶏など)を調達して加工し、付加価値の高い商品の製造を実現する。製造品目は畜肉エキス(加塩濃縮品、冷凍品)、調味料製品(タレつゆ、ソース、ラーメンスープなど)の加工用・業務用向け原料製品である。伝統的なエキス製造技術をさらに進化させ、原材料調達からお客への出荷まで「フードチェーン」の考え方をベースとした品質管理システムや新技術を積極的に採用する。また、地域の畜産資源に付加価値を与えるとともに、地域の雇用創出にも寄与する。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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