畜産部会、畜産物価格を据え置きとする諮問案を了承

 農水省は12日、東京都内で「食料・農業・農村政策審議会 畜産部会(令和元年度第9回)」を開き、令和2年度畜産物価格案を諮問し、肉用子牛の保証基準価格と合理化目標価格をすべて据え置きとする諮問案を出席した委員の賛成多数で了承した。答申を受け、農相が畜産物価格を決定する。
 肉用子牛の保証基準価格は、和子牛について直近7年間の生産費をベースとした算定で算出。乳用種・交雑種の育成について直近のヌレ子価格の高騰にかんがみ、生産費の過半を占める素畜費の算定は平成17年以降、13年間の平均値を採用している。なお、乳用種・交雑種の算定については、和牛の品種を区別する品種格差係数を乗ぜずに算出した。合理化目標価格は和子牛について、4、5等級も加えた全等級をベースとして算出した。これらにのっとって算出された結果、保証基準価格と合理化目標価格は据え置きとなった。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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