16日午前6時現在の内閣府による台風第19号に関する被害状況によると、農地・農業用施設関係は農地630箇所、農業用施設938カ所で被災し、牛、豚、鶏の溺死、停電による熱死、感電死の被害があった。那珂(なか)川に近い那珂市、常陸大宮市の肉用牛の飼育にも影響の可能性がある。
農水省の対応としてはプッシュ型食料物資支援の調整のため、内閣府防災へ職員を派遣するとともに、生産局園芸作物課長が埼玉県で、水産庁漁港漁場整備部長が千葉県で現地調査している。
停電戸数は約1万2,240戸で、長野県約6,500戸、千葉県約2,200戸、神奈川県約1,200戸。停電の主な原因は、暴風雨での倒木・飛来物等による配電設備の故障によるものとなっている。
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