農水省は5日、「農林水産省豚コレラ防疫対策本部」を開催し、豚コレラ終息に向けた今後の対策を決定した。対策は(1)野生猪対策(2)感染経路遮断対策(3)感受性動物対策(4)早期経営再開の後押し(5)水際検疫体制強化の5点。
「野生猪対策」は捕獲重点エリアを設定した上で、銃猟を効果的に活用するとともに、わな設置数を増やす。また、ICTわなや大型囲いわなの導入を支援する。さらに、猟友会や隊友会などにも協力を依頼する。豚コレラウイルスの日本全国への拡散を防ぐため、関係省庁や関係県と連携し、東日本・西日本で経口ワクチンをベルト状に散布。関係省庁との連携により、一層効果的な散布の手法を検討する。野生猪対策が長期化することが予想されるため、野生猪対策を家畜伝染病予防法へ位置付けることも検討する(続きは食肉速報に掲載)
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