食肉業界における唯一かつ最大の専門展示会である「第44回食肉産業展2019」が17日、東京ビッグサイト西4ホールで盛大に開幕した。「ファベックス」などとの7展合同開催で、19日までの3日間行われる。国内最大級の業務用食品・食材、機器、容器の総合見本市として、食品関係バイヤー7万8千人超の来場を見込む。同展のことしのテーマは「おいしさと品質高める技術力」で、食肉関連業者・団体による魅力あふれる展示ブースが設けられているほか、昨年も好評を博した食肉情報セミナーが会場内特設ルームで行われる。 17日の開幕初日には会場前から多数の来場が詰めかけ、大いに盛り上がりをみせた。開会式では主催者を代表し関川和孝・食肉産業展実行委員長(公益財団法人日本食肉生産技術開発センター理事長)が「食肉産業展は食肉の関連資材を内外からアピールするために、国産食肉製品取引ゾーン、ワールドミートスクエアゾーンが設けられているほか、労働力不足対策や衛生基準の高度化に対応した最新のシステム機器をそろえた食肉加工機器資材取引ゾーンなども設置されている。また、例年好評を博している食肉情報セミナーも開催され、この3日間を通じて食肉産業展が事業者にとっての交流の場・情報収集の場として成果をあげ、平成を締めくくり、食肉産業の新しい時代を切り開くものとなるよう祈念したい」とあいさつした。
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