一般社団法人日本食鳥協会(佐藤実会長)は14日、東京・浜松町東京會舘で、平成30年度「国産食肉等新需要創出緊急対策事業・鶏肉試作試食会」を開催した。今年度、低需要部位を使った加工品の試作で開発された加工品の展示および鶏肉調理法の開発で提案された調理レシピの試作試食会を行ったもの。
佐藤会長はあいさつで「ことしはここ4年くらい前からの状況とさま変わりし、またムネ肉が余り出している。今回の試作品でもムネ肉の商品が4品入っており、もう一度ムネ肉の消費拡大に向け、一体となって取り組みを進めていきたい」とした。さらに、日本唐揚協会主催の「からあげグランプリ」量販店総菜部門の審査に参加した際に「残念なのは国産を使ったものもあったが、ほとんど他国産を使っている実態があった」として国産使用を促進していくことや「ムネ肉を塩ダレで味付けしたから揚げがおいしく、新鮮な味だった。シンプルに国産のムネ肉を使ったから揚げを普及していけば、ムネ肉消費に貢献できる」と述べた。
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