一般(社)日本惣菜協会はこのほど、「惣菜白書2018年度版」を発刊した。
同書は毎年発刊し、ことしで14回目を迎える。ことしは消費者動向、販売動向、経営実態調査の3テーマを調査し、3年に一度の拡大編集版とした。
2017年の総菜市場規模は10兆555億円(前年比2.2%増)となり、10兆円の大台に初めて突入。現在から約40年前の市場規模約9千億円と比べても10倍以上の成長を遂げた。その背景には、少子高齢化や単身世帯の増加、女性の社会進出などをはじめ、さまざまな社会構造の変化と消費者のライフスタイルの変化があげられる。食の外部化が加速的に進む中で、総菜が「家庭内調理の代行業」として高い期待を受けていることの表れであると考えられる
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