食肉業界における唯一かつ最大の専門展示会である「第43回食肉産業展2018」が11日、東京ビッグサイト4ホールで盛大に開幕した。「ファベックス」などとの7展合同開催で13日までの3日間行われる。国内最大級の業務用食品・食材、機器、容器の総合見本市として、食品関係バイヤー7万8千人の来場を見込んでいる。食肉産業展のことしのテーマは「〜未来へ進め!にっぽん力〜」で、食肉関連業者・団体による魅力あふれる展示ブースや、イベントとして豚・鶏肉の銘柄食肉コンテストやウインナーソーセージ試食展示会を行うほか、会場内セミナーも各種開催される。当日は開場前から多数の来場者が詰めかけた。
開会式では主催者を代表し関川和孝・食肉産業展実行委員長(公益財団法人日本食肉生産技術開発センター理事長)が、国際化が進む中で日本の畜産、食肉産業を維持・拡大していくには安全・安心の食肉生産を行うとともにおいしさ、品質をさらに高めて消費者の信頼を得ていく必要があるとし、そのために食肉産業展の展示やセミナーの意義を強調。「食肉産業展が関係者にとり、交流の場、情報交換の場、商談の場となり、明日の食肉産業の発展につながることを祈念する」とあいさつした。
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