厚労省は9日、「ブラジルでの食肉の不正事件について(Q&A)」を一部改定した。ブラジル現地で5日、ブラジルフーズ(BRF)社の関連施設が食肉検査データ改ざんの疑いで捜査を受けた問題について、同国政府に事実確認を行った結果を踏まえ対応を示したもの。同省によると、同国政府から、日本向け輸出の製品については不正がなかったことを確認。このため今回の問題で輸入手続きの保留や販売見合わせなどの措置は取らない。ただし、念のための措置として問題となった3施設については、輸入時にサルモネラ属菌などの検査を実施し、輸入時検査を強化する。
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