一般(社)日本食鳥協会(佐藤実会長)は10日、東京・浜松町の東京会館で、新年賀詞交歓会を開催した。会員や業界関係者ら約200人が参集。冒頭、佐藤会長があいさつし、引き続き高病原性鳥インフルエンザに対する防疫への尽力を求めながら「昨年は酉年でもあり、ぐるなび総研によることしの一皿として鶏ムネ肉料理が大賞を受賞するなど、大変活気のある1年だった。ことしはどんな1年にすべきか。直近では伊勢丹新宿店で17日から鶏肉のフェスティバルが開催され、各社の鶏肉料理の即売会が行われることになっており、協会としても協力していく。このように今後も鶏肉、鳥料理は注目されていくことは明らかであり、このチャンスを生かすことがわれわれの使命だ。ことしは国産チキンの地鶏、銘柄鶏、ブロイラーの鶏種の違いや安全性などを国内の生活者や流通各社に対し、いままで以上に正しい情報提供を行うことで、さらなる需要創出ができると考えており、具体的には恒例の秋のチキン祭りに加え、春と夏にもチキン祭りを開催していきたい。従来の販売活動に加え、国産チキンのシンボルマークの普及定着を図りながら、国産チキンの啓蒙にも努めていく。さらには地鶏のステーキソース、鶏すき焼き、しゃぶしゃぶのタレなど鶏肉専用の調味料開発が進み、メーカーとのタイアップで新たな鶏肉料理の提案ができればと思う」とした。
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