新たなJAS制度、ハムソーにも可能性の余地—農水省が説明会

 12日、農水省内で「新たなJAS制度説明会関東ブロック」を開き、新JASについて説明した。食肉関係については質疑応答で「ハム、ソーセージなども含め同じ産品で複数のJASをつくることは可能か」との質問が出され、それに対し農水省からは「実際の物がなければ分からないが、可能性はある」と回答された。
 JASは食品・農林水産分野において農林水産大臣が定める国家資格で、これまで国内市場に出回る食品・農林水産品の品質や仕様を一定の範囲・水準にそろえるための基準とされていた。食肉分野についての例では、海外取引におけるJASの活用例として、タイの日系法人が、日本品質をタイ国内向けにアピールするためハム類・ベーコン類・ソーセージのJAS規格の認証を取得し、販売したことがあげられる。
 新たなJAS制度は、ビジネスにおいて戦略的に活用し得るよう、特定の事業者・地域のモノやサービスなども対象にするとともに、民間提案に応じ弾力的な手続きにより規格を定めていく枠組みへ転換していくことがポイントにあげられる。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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