農水省は12日、フィリピンからの家禽肉などの輸入を停止したと発表した。経緯は、11日深夜、同国の養鶏農場で高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)の発生が確認されたと、フィリピン家畜衛生当局から国際獣疫事務局へ通報があり、わが国への侵入防止に万全を期するため同国からの家禽肉などの輸入を停止した。なお、発生国または地域から生きた家禽、家禽肉などの輸入を停止するのは、生きた家禽がウイルスに感染することを防止するためであり、食品衛生のためではない。同国からの家禽肉などの2016年輸入実績は1487t。生きた家禽と家禽の卵の輸入実績は過去3年間ない。
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