JA石垣牛肥育部会は8日、4月に東京ビッグサイトで行われた食肉産業展の第2回銘柄牛肉好感度コンテストで最優秀賞を獲得したことを受け、石垣市内の山海亭に部会員を招集して食肉情報セミナーを開催。宮良井力部会長は「今回の受賞は全員の努力の賜ものだ」と部会員を労い、「全国の競合銘柄が多く存在することもコンテスト会場で認識してきた。これからは、より一層の努力と精進が必要だ」と叱咤激励を込めてあいさつした。
勉強会では、首都圏で石垣牛の販売窓口となっている(株)ニイチクが「インバウンドと海外での和牛の認識」と題して講演。その後は質疑や討論が行われた。講演では全国の和牛飼育と出荷の状況について昨年度は2千tの輸出実績があること、2019年度には4千tの目標が立てられていることなどが説明された。輸出量は香港、米国、シンガポール、欧州、タイの順に多く、海外ではアルファベットの「WAGYU」が存在しており日本産和牛との品質の違いがあるが、「WAGYU」と日本産和牛の違いがしっかり認識されていないことも説明された。
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