農水省は23日、平成28年度食料・農業・農村白書を公表した。今年度の白書は「農業競争力強化プログラム」と「2015年農林業センサス」の二つを特集するとともに、話題性のある事柄を取り上げたトピックスとして東京オリパラ、画期的なAI・ロボット技術、中山間地域農業、自然災害の早期復旧の四つを掲載している。
特集1の「農業競争力強化プログラム」については、読み物として分かりやすく内容をまとめ、農業者、農業を志す学生に理解できるよう丁寧に書かれている。その上で改革が農業者自身の経営展開にどうかかわるかを考えるきっかけになることを目ざしている。
特集2の「2015年農林業センサス」については、農業を支えてきた昭和1ケタ世代がリタイヤしていく中で、農家の大規模化が進み、新たな担い手として法人が台頭してきた点が調査結果から得られたポイントとしてあげられている。
平成28年度食料・農業・農村白書は農水省のホームページでも閲覧できる。
[URL]http://www.maff.go.jp/j/wpaper/index.html
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