スターゼンは17日、社員ならびにその家族、近隣高校、南さつま市役所関係者を招き、ファミリーデーイベントをスターゼンミートプロセッサー加世田工場で開催した。企業にとって一番の財産といえる「従業員」が安心して働いて力を発揮するのは家族の支えがあるからこそであり、同イベントはその家族に職場を知ってもらい、より一層の理解を深めてもらうことで、スターゼンのファンになってもらい、従業員のエンゲージメントを高め、さらには、社員ならびに社員家族同士のコミュニケーションを図ることを目的としている。今年の7月には、品川本社でもファミリーデーイベントを開催した。今回のイベントでは、工場だからこそできるプログラムとして、食肉マイスターによる見応えのある豚枝肉のカット実演のほか、会社やブランドの紹介を行う展示ブース、商品試食や即売会などが2部制で行われ、関係者含め約300人の参加者が集まり会場はにぎわいをみせた。
初めに、ポーク棟内の見学に合わせて、マイスター2人によるカット実演を披露。各部位を整形までカッティングし、迫力のある演出に、会場には拍手が響きわたった。
展示ブースでは、取り扱いブランドや工場に勤務する食肉マイスターの紹介などのパネル、理念体系の刷新に伴い18年前ぶりに新w調したユニフォームの展示のほか、商品が出荷するまでの作業工程が分かる映像などが放映された。
また、半世紀を超える関係を築いているマクドナルドのブースも設けられた。スターゼンでは、自宅から離れた病院に入院・通院している子供と家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の活動に賛同し、食材を提供するなど、ボランティア活動にも積極的に参加している。
試食会では、「さつまビーフ」の焼き肉や「氷感熟成豚」のトンカツをはじめ、ハンバーグ、骨付きソーセージ、ローストビーフなどが提供された。同社では、マイナス温度帯のまま肉を凍らせずに熟成させる「氷感庫」を導入しており、氷感庫内で熟成させた食肉を「氷感熟成」商品として販売している。熟成させることで、うまみ成分であるアミノ酸値がアップし、うまみやコクのある、おいしく軟らかい食肉となる。試食会では、「氷感熟成豚」のトンカツが大変好評だった。このほか、イベントに参加した高校生以下を対象としたシールラリーも催された。
目次