年末年始などにおける家畜防疫対策の徹底について通知発出—農水省

 農水省は21日、年末年始および春節時期における家畜防疫対策の徹底について、農水省消費・安全局長通知で発出した。主な発出内容は次のとおり。
 年末年始および春節時期を迎え、人や物の動きが活発になることが見込まれ、また、渡り鳥の飛来・滞在シーズンが続くことから、引き続き、アフリカ豚熱、口蹄疫などの現在日本で流行していない家畜伝染病の侵入防止に万全を期すとともに、農場における病原体侵入防止を徹底する必要がある。
 「発生予防対策において」は、畜産関係者は、アフリカ豚熱や口蹄疫などの発生地域や非清浄地域への不要不急の渡航を自粛すること。また、止むを得ず渡航する場合には、農場への立ち入りや家畜との接触を避けるとともに、帰国時には衣服や靴の消毒など適切な防疫措置を行うこと。外国人従業員を受け入れている畜産関係者などは、日本への持ち込みが禁止されているインク製品等が母国を含む海外からの携帯品や国際郵便物などによって持ち込まれることがないよう、外国人従業員等への周知を徹底すること。
 「疾病発生時の円滑な防疫措置に必要な事前準備」については、休暇期間中であっても、都道府県内の関係部局、関係団体、市町村などと連携し、(1)万が一家畜伝染病が発生した場合の緊急連絡体制(2)防疫措置にかかわる動員計画および調達計画ならびに大規模農場における発生時に備えた防疫措置の対応計画(3)人員動員、資材、機材調達などにかかわる関係者の役割—などについて事前に点検・確認しておくこと。

※当ページに掲載している記事はいずれも日刊「食肉速報」からの抜粋です。詳細は本紙でお読みいただけます。 >>「食肉速報」を今すぐ申し込む



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