令和5年度(第238回)神戸肉枝肉共励会が4日、神戸市中央卸売市場西部市場で開催された。雌35頭、去勢65頭の計100頭の但馬牛・神戸ビーフが出場。このうち名誉賞には高橋副武さん出品牛を選出。高橋さんは昨年度に続き2連覇を果たした。同牛はキロあたり7,095円でスターゼンが落札。高橋さん出品の名誉賞牛は、33カ月齢の雌牛で、枝肉重量376kg。格付はA5等級のBMS N0.12。血統は父「忠味土井」、母の父「千代藤土井」、母の祖父「丸宮土井」。ロース芯面積65平方cm、バラの厚さ8.4cm、皮下脂肪の厚さ1.3cm、歩留まり基準値77.6。
開催にあたり主催者である神戸肉流通推進協議会の福本博之会長が、買参者に対して謝辞を述べたあと「コロナ感染症も5類に移行し、海外観光客も多くなり、外食産業もにぎわいを取り戻しつつある。引き続きブランド力の向上にご協力賜りたい」とし、積極的な購買を要請した。神戸ビーフ相場は秋ごろから急騰しており、この日も平均5080円と、一般黒毛和牛の2倍の価格をつけた。インバウンド需要などを受けて依然として引き合いは強い。そのほかの入賞牛の出品者は次のとおり(続きは食肉速報に掲載)
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