全国農業協同組合連合会岐阜県本部主催の「2023飛騨牛フェスタin飛騨」が10日、岐阜県高山市の飛騨ミート地方卸売市場で黒毛和種170頭が出場し開催された。せりに先立って枝肉審査が行われ、(有)牛丸畜産の出品牛が最優秀賞を受賞。せりではキロあたり8,651円(税込み、以下同じ)で(株)丸明(写真左)が購買した。
公益(社)日本食肉格付協会東海北陸支部の福留一広支所長は、「今回の出品頭数は、去勢119頭、雌51頭の合計170頭。去勢の平均枝肉重量は513.2kg(前回開催511.5kg)。雌の平均枝肉重量440.7kg(453.5kg)であった。生産者にとって枝肉重量が増加することは、収益アップにつながることから、しっかりと食い込ませ無駄な脂肪をのせず、厚みのある枝肉に仕上げる肥育技術に期待する。
最優秀賞の牛丸畜産の出品牛(A5、去勢、枝肉重量551.5kg、BMS No.12、ロースしん面積85平方cm、バラの厚さ12.3cm、皮下脂肪1.9cm、歩留基準値80.0、BCS No.3)で、枝肉に厚みあり筋肉構成が素晴らしく、サシの形状が小ザシで切開面の筋肉バランスも良く、光沢に優れた枝肉であった。まさに理想とする飛騨牛の特質が優れた枝肉であった」と審査報告を述べた。上位入賞牛は次のとおり(全頭=A5)(続きは食肉速報に掲載)
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