全国に200種類以上ある「味付ジンギスカン」の普及と魅力を再発掘する「味付ジンギスカングランプリ2023」(主催=MLA豪州食肉家畜生産者事業団)の表彰式が9日、東京都港区の豪州大使館で開催された。2回目となる今回は、地元で愛される商品や広く量販店などで扱われる商品などを対象にした「一般部門」に加え、新たな定義(味・コンセプトなど)の商品で試作品などもエントリー可能な(ただし、今後販売予定のあるもの)「ニューウェーブ部門」を新設。一般部門に全56商品、ニューウェーブ部門に全20種類がエントリーした。MLAのスコット・ウォーカー駐日代表をはじめ、ジャンルの異なる審査員が2日間にわたってエントリー全商品を試食し、味、コストパフォーマンス、羊肉普及貢献度などの評価視点に基づき審査を実施。一般の部では、GP候補を3商品まで絞り込み、5月19〜21日に開催された「北海道ジンギスカンフェスティバル」において、一般消費者による決選投票が行われた。
一般部門GPには(有)小林精肉店(北海道滝川市)の「小林ジンギスカン 特上マトン」が輝いた。同社の和田真児代表(写真中央)は「自分も小さいころから食べてきた味であり、昨年先代から引き継いだ。多くの方に認めていただいたことを皆さまにも先代にも感謝したい。今後もさらに味付けジンギスカンを広めていきたい」とコメント。さらに準グランプリには(有)菅野精肉店(北海道帯広市)の「塩ラム」、第3位には(株)テンフードサービス(札幌市)の「元祖滝川 花尻ステーキジンギスカン」が輝いた。ニューウェーブ部門では「辛ラムーチョ」S・H・N(株)(東京ラムストーリー・東京都渋谷区)がGPを受賞。赤坂拓哉統括マネージャーは今回の商品は「韓国風の辛い味付けにしており、とくに若い世代に楽しんでいただけるメニューをコンセプトに開発した。6月末から商品化されるので、ぜひ店舗で食べていただきたい」と呼びかけた。そのほかの入賞商品は次のとおり(続きは食肉速報に掲載)
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