MLA豪州食肉家畜生産者事業団は19日、アンドリュー・コックスMLA国際市場ジェネラルマネジャー(写真左)が約3年ぶりに来日したことに伴い、業界関係者ら約60人を招き、東京・江東区のBBQ施設「THE BBQ BEACH TOYOSU」で感謝の集いを開催。会場ではオージー・ビーフ、ラムを参加者自ら焼き上げ、久しぶりとなる交流を楽しんだ。
コックス氏は「以前6年間日本に住んでおり、現在はシンガポールをベースに国際市場を担当している。私たちにとって、日本市場は金額でも数量でも最大の市場だ」と述べ、「日本の方がたは、さまざまな変化が起きる中で、それに耐えることのできる「強じん性」がある。コロナ禍ですべての国が大変な思いをしたが、日本は強じんに対応している。現在は市場も回復傾向にあり、海外旅行やビジネス往来も戻りつつあり、外食なども忙しくなってきた。今後さらに回復すると確信している」と期待を寄せた。一方で現在の状況については「サプライチェーンは国際的に大変な状況だ。輸送コスト、人件費、労働力不足、そしてエネルギーコストなど、さまざまな問題があり、食品貿易は非常にむずかしい環境にある」と説明。ただ、豪州の生産状況は「干ばつで厳しい局面が続いたが、降雨量も平均を上回ってきており、牛群も回復傾向。豪州国内の状況は改善されつつある。経済学者によると、来年の供給は改善すると予測されている」とした。
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