米沢牛銘柄推進協議会主催の「第42回米沢牛枝肉共励会」が7月28日、山形県米沢市の米沢食肉公社で75頭の良質な枝肉が出品される中、開催された。審査の結果、田中畜産(写真右)の出品牛(A5、枝肉重量494kg、BMS No.12)が最優秀賞を受賞、せりではキロあたり6,603円(税込み)で(株)丸市(写真左)が購買した。出品牛全体の格付けは5等級=65頭(86.7%)、4等級=10頭と米沢牛の共励会らしく高品質な枝肉がそろった。
共励会は、新型コロナウイルスの第7波による感染急拡大の影響が懸念されたが、平均単価3,309円が示すように、ほぼ前年度並みの取引となった。観光需要が回復してきたことと、米沢市による「よねざわ食旅」の経済効果、そして全国からの取り寄せ需要が堅調に推移しているためと考えられる。田中畜産の最優秀賞牛は、脂質が良く、霜降りが全体的に細かく米沢牛らしい枝肉であった。税込みの格付別単価(円/㎏)は、次のとおり。A5=3,370円(前期=3,434円)、A4=2,891円(2,761円)
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