東京食品機械(株)(大沼謙一郎社長)はこのほど、茨城県つくば市に「つくば本社工場」を新設した。新工場は千葉県我孫子市、埼玉県戸田市にある既存2工場の機能をそれぞれ順次移管して集約するものであり、同社にとって首都圏の新たな拠点となる。
新本社工場はつくばエクスプレス「みどりの駅」から約2kmの場所に位置する。2階建てで敷地面積1万4400平方m、延べ床面積約5100平方m。これまでも工場にはテスト室を設けていたが、コロナ禍による内食需要の増加やSDGsへの取り組みなどにより顧客からのニーズが増加。新本社工場ではテスト室を4部屋用意し、スペースを従来の5倍に拡張した。多様な素材の包装用フィルムや包装機、さらに顧客のニーズに合わせた食品加工機械などをテストすることが可能であり、ショールームも拡充する。同社では、生産機能を集約することで体制の効率化と顧客の利便性向上を図る。
東京食品機械では、今後さらに需要の高まりが予想されるフードロスやプラスチック削減などに向けて、新本社工場を新たな拠点として包装機や包装用フィルムの提案に注力していきたい考えだ。
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